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3D造形の流れ


01.設計

設計.jpg

※関連設備
3Dプリンタ用データ準備ソフト、スライスソフト

製品データを確認、造形用のデータに加工
スライスデータを作成

02.準備

準備

※関連設備
真空乾燥機、パウダーモジュール

材料の湿気を除去、装置へ投入
造形基盤をセットし、システムでスライスデータを読み込む

03.造形

造形

※関連設備
金属3Dプリンタ

造形開始

04.後処理

※関連設備
熱処理炉、BAOMA社製ワイヤーカット

内部応力を除去するための熱処理を行う製品を基盤から切り離す

3Dデータ設計、材料・装置の準備まで完了したら、いよいよ造形スタート。
稼働前の最終確認作業もご紹介いたします。

最終確認


データ確認

3Dプリンタで読み込んだスライスデータを確認、
造形する製品の基板上の配置を決定します。

効率よく配置することで、一度に多くの製品が造形可能。この作業が完了すると、最終的な造形時間が確定します。

データ確認
ZRapid自社開発ソフトウェア

~ZRapid自社開発ソフトウェア~

ZRapid社のソフトウェアは、同じ基板上のアイテムでも、パーツごと別々にレーザーのパラメーター設定が可能。

最適なパラメーターの条件がより速く特定できる他、精度や造形効率の向上に繋がります。

造形チャンバー内の確認

造形チャンバー内の圧力、温度、酸素濃度の数値を確認します。

その後、粉末が均等に敷き詰められているかの確認を行い、造形を開始します

造形チャンバー内の確認

~ZRapid社製3Dプリンタ~

・高気密性

精度を高めるためには、常に温度や気圧を一定に保ち、低酸素状態をキープする必要があります。
ZRapid社製の3Dプリンタは気密性が高く、理想的な環境が実現可能です。

・優れた換気・送風システム

レーザーを金属粉末に照射、焼結させると煙とヒュームが飛ぶため、上部のレンズに付着し、レーザーの乱反射や不具合を招くことがあります。
この点においても、空気の流れを循環させることで煙やヒュームを瞬時に回収する高精度な機能が搭載されています。

造形


取り込んだスライスデータを基に、金属粉末が敷き詰められた基板上にレーザーを照射し、その熱で焼結、一層ずつ溶解・凝固を繰り返すことで、積層造形していきます。 (SLM方式)

読み込んだデータの通りに自動で造形され、完了すると自動でストップ。
オプションで造形チャンバー内が映るカメラが設置でき、遠隔で稼働状況の確認が可能。

~Zrapid社製金属3Dプリンタのレーザー~

3Dプリンタの中でも精度を左右する重要なパーツであるレーザーに関して、ZRapid社製金属3Dプリンタは、高性能ファイバーレーザーにおいて日本でも多く採用されている開発メーカーIPG社製のレーザーを採用。

また、搭載するレーザーのラインナップも幅広く取り揃え、常に最先端の技術を採用しています。

Zrapid社製金属3Dプリンタのレーザー
レーザーの本数と造形精度

~レーザーの本数と造形精度~

造形速度は積層ピッチによって決まり、造形品の精度と密接に関係があります。

積層ピッチを大きくすると、造形時間は短くなる一方、造形品の精度が劣ります。この課題に対し、レーザーの本数を増やし時間の短縮化を図る技術が開発されました。

3Dプリンタを構成する設備の中で、レーザーの品質は最も重要とされる部分です。

3Dプリンタに関すること、その他造形に関すること等、ご質問がございましたら、お気軽にお問合せください!

次回の「3D PRINT SERVICE by DOHO」では、最終仕上げの工程である「後処理」工程をご紹介します。

潘 龍(ハン・ロン)

セールスエンジニア
ZRapid認定インストラクター