
放電加工機
3D PRINT SERVICE by DOHO(8)
弊社3D事業ファクトリーでは、
ZRapid社製の金属3Dプリンタと付属設備を完備。
基板から造形物を切り離すための
放電カット機やその他設備についてご紹介。
放電加工とは
放電加工とは、加工物と電極(加工機)の間に放電することで、火花を起こし、金属表面の溶解・冷却・飛散を繰り返し、金属を加工すること。放電現象は電極に電圧をかけて、両者の隙間の絶縁を破壊し、発生させます。
電気を通す材質であれば、硬度に限らず加工が可能で、加工物と加工機の物理的な接触が伴わないため、負担が少なく、切断面のバリ等も発生しにくいのが特徴。切削加工では実現できない複雑な形状も高い精度で加工できます。
ワイヤーカット機
放電加工を利用しているワイヤーカット機は、細いワイヤー電極と加工物の間に放電を起こし、糸のこぎりのように加工物を切断します。
精密加工にも適しているため、3Dプリンタで造形した後の基板からの切り離し作業に利用されています。
加工液の必要性
稼働時にワイヤーを伝って流れる加工液はスムーズで安定した放電加工を行うため、非常に重要な役割を果たします。
放電加工の際には加工くずが発生し、溜まった加工くずが残っていると、精度に影響が出てしまうため、速やかに排出する必要があり、また放電を起こしたワイヤー線の熱による断線を防ぐために冷却する役割も担っています。水を使用する場合は、導電性のない脱イオン水(純水)を使用する必要があります。

BAOMA社製 放電加工機


金属3Dプリンタ造形物の後処理に最適
モリブデンワイヤーカット機
BMA400C/BMA500C/BMA630D/BMA800C
【加工条件】 サイズ 320mm×400mm
厚み 300mm
【本体】 サイズ W:1680×D:1200×H:1800mm
重量 約1600kg
※BMA400Cの場合
モリブデンとは
レアメタルの一種で高硬度・高融点、耐腐食性という特徴があり、自動車や航空機、ロケットエンジン部品等、様々な用途に用いられています。
一般的なワイヤーカットでは主に真鍮製のワイヤー線を採用しています。モリブデンの方が真鍮よりも放電特性に優れており、ある程度の引張り強さを保つことができるため、細いワイヤー線の材料として利用され、より高精度な加工に対応することができます。
複数・複雑加工に最適
放電加工穴あけ機
BMD703-500CNC
【加工条件】 稼働範囲 500×400×200mm
穴あけ深さ 0~200mm
電極直径 Ф0.3~Ф3
【本体】 サイズ W:1660×D:1580×H:1970mm
重量 約1500kg

Baoma社の放電加工機は中国メーカーの中でもトップクラスの信頼性と高精度を誇っています。
弊社エンジニアが導入前のご相談から、アフターフォローまで、サポートいたします。
Suzhou Baoma
Baoma社はEDM、CNCの開発、製造、販売を行う専門メーカーです。
中国の蘇州に位置し、EDM機械においては、中国市場の70%以上を占め、市場をリードしています。また、欧米を中心に70ヵ国以上に輸出、金型加工や航空宇宙、機械製造、自動車メーカー、電子部品、IT・通信など多くの分野で使用されています。
国際的な視野と洞察力を持ち、グローバルな競争の中でBaomaグループは日々前進しています。

■会社名 SUZHOU BAOMA NUMERICAL COMTROL EQUIPMENT CO.,LTD.
■所在地 No.42, Xulian Road, Xuguan Industrial Park, National high-tech. District, Suzhou, China
■設立年 1995年
■従業員数 135人
■事業内容 CNC、EDMの開発、製造、販売