ZRapid社新オフィス視察レポート

TOP » ZRapid NEWS » (2)ZRapid社新オフィス視察レポート

2022年12月にオープンしたZRapid社の新オフィス
(ショールーム・開発拠点)に訪問してきました!

ショールームの入口には
春秋時代の哲学者である老子の「道徳経」からの引用された経営理念が。
「九層にも及ぶ高台も、小さな土を重ねることから着手し、千里の道のりも足下の一歩から始まる」

これには「どんな大事業でも、まずは今できるところから着実に努力を重ねていくことが肝要」という意味が込められているそう。

ショールーム全体も老子の言葉「九つの心」をコンセプトとして構成されていました。

ZRapid社は、3D造形技術の権威であるZhou Hongzhi(周 宏志)博士により2013年に設立された3D技術関連のリーディングカンパニーです。

12,000㎡の広大な面積の研究開発センターや33,000㎡の生産工場による開発力と生産力を背景に、3D造形技術のグローバルイノベーターとして進化しつづけ、世界的評価を急速に高めています。

3Dプリンタをはじめとしたハードウェアからソフトウェア、材料に至るまで、研究開発、製造販売、アフターサービスなど、業界に先駆ける総合的なソリューションを提供しています。

ショールームでは、感光性樹脂、金属粉末、粉末高分子、セラミックなど、30種類以上の工業用3Dプリンタを紹介。

また、先進的なレーザー制御アルゴリズムを搭載した3Dプリントソフトウェアを自主開発、材料からソフトウェア、設備まで動かすクラウドプラットフォームも構築しています。

ここでは、ZRapid社の沿革が紹介されていました。

2013年に設立されたばかりのZRapid社ですが、熱心な研究と開発により、10年あまりで4000台以上を国内外へ販売。

ここ数年で中国の3Dプリンタ市場が急成長、その中で製品開発もスピード感をもって行われていることが分かります。

卓越した品質により高い評価を受けるZRapid社は、政府指導者や業界の専門家から様々な支援と期待を受けており、ここでは、その写真が紹介されていました。

このような実績は、企業のブランド認知度の向上に貢献しています。

社内では、サッカー、綱引き、卓球など様々なアクティビティが催され、社員のモチベーション向上につながっています。

ZRapid社のここまでの成功は、志を同じくし、困難を恐れず、責任を果たす多くの才能ある社員に支えられています。

周社長をはじめ、生き生きとした社員達の写真が飾られていました。

金属3Dプリンタ技術に関わる中国の国家級、省市庁級の重点研究の数多くのプロジェクトにZRapidは参加しております。

中国では国家戦略として3Dプリンタ事業を後押ししており、投資面など様々な面で国との連携も重要な要素の一つとなっています。

会社を創立してから、イノベーションに力を入れ、
合計160以上の賞や特許を取得しています。

主な賞
・国家高新技術企業(2016年)
・江蘇省の民間科学技術企業(2016年)
・江蘇省の三つ星デジタル企業(2016年)
・蘇州市のスマート製造ソリューションプロバイダー(2020年)
・江蘇省の製造業デモンストレーション企業(2021年)
・国家重点専門特許新技術企業(2022年)

ZRapid社は工業用3Dプリンタを4000台以上提供。
中国中車、航空宇宙科工、華為、三星、パナソニック、シーメンスなど800を超える国内外の企業が幅広く採用、アメリカ、カナダ、日本、韓国など20以上の国と地域に輸出しています。

また、「オープン・融合・共有」の戦略を採用し、国内外の販売代理店など業界の様々なパートナーと協力、顧客により大きな価値を提供することを目指しています。

最後は、今後の益々の発展を決意する内容で締めくくられていました。

新しい科学技術革命と産業変革が進む中、3Dプリント技術を含む先進的な製造技術が伝統的な産業を改革・向上させています。

ZRapid社は「専門化、精緻化、特色化」に焦点を当て、総合的なソリューションを構築し、3Dプリンタ市場で最も優れた企業になることを目指しています。

開発拠点

新オフィスは開発拠点としての機能も兼ね備えています。
最新の設備が並び、開発や試験などが行われています。

レポーター
王 暁琴(オウ・ショウキン)
営業推進担当
調達担当

樹脂や金属、小型機から大型機まで様々な設備が並んだ様子は壮観でした。

技術力を武器とするZRapid社の今後の益々の発展を感じ、ワクワクしました!